UVERworldと親交が深いワンオクロックについての情報を今日も書いていきます!
日本だけでなく世界的にも大人気のロックバンド、ワンオクことONE OK ROCK。
このワンオクのボーカル、タカは高い歌唱力を持っており、それが他のメンバーの演奏力と同様にワンオク人気の原動力の1つとなっています。
さて、そのタカの過去にはある疑問が存在します。それは、彼がかつてジャニーズ事務所に所属していたのではないか、というものです。
ジャニーズ事務所といえば、これまでにSMAP(2016年12月に解散)や嵐、V6といった国民的に人気の高いアイドルグループを多く輩出してきた芸能プロダクションとして有名なところです。
はたして、彼が昔ジャニーズにいたのは本当だったのでしょうか?
子供のころに見た舞台がきっかけで…

結論から最初に書いてしまえば、タカが昔ジャニーズにいたというのは本当の話です。そうなると、彼はどのようにしてジャニーズに所属するに至ったのでしょうか?
タカは1988年生まれで、本名が森内貴寛。父は大物歌手である森進一、母もこれまた大物歌手の森昌子です。

いわば、生まれながらの芸能界の大物のサラブレッドでした。

彼は勉強を重視する両親の教育方針に従って、大学までエスカレーター式で進学できる超名門の私立小学校に入学しました。
その小学生のころのある日、幼いタカは父・進一とともに少年隊の舞台を見に行きました。
彼らのダンスのかっこよさにすっかり魅了されたタカは、父に向かって「僕も踊りたい」と言いました。
2001年、彼はあこがれの少年隊が所属するジャニーズ事務所の養成所での活動を始めることになりました。
彼が13歳のころのことです。
ジャニーズJr.での活動

ジャニーズでの活動を開始したタカが最初に加入したのが、養成コースとして位置づけられているジャニーズJr.でした。
このころのタカは芸名も本名の「森内貴寛」としていました。
そのうえ、弟(MY FIRST STORYのボーカルのヒロ)と一緒のジャニーズ入りです。

ただし、彼のジャニーズでの活動には両親から1つだけ条件が付いていました。
それは、「芸能活動が学業に支障をきたすものであればすぐにやめさせる」というものでした。
さて、下積み時代の彼はやはりジャニーズ事務所に所属していること、そして両親が大物歌手であることの強みのためか、メディアの前に出る機会も多く与えられました。
ジャニーズJr.に加入して間もなくテレビ朝日の音楽番組『ミュージックステーション』にソロで出演し、父・森進一の代表曲である「襟裳岬」を歌いました。
この時点で彼にはのちにワンオクのボーカルとして発揮されるあの高い歌唱力が備わっていました。
そして、早い段階で全国ネットの音楽番組でその歌唱力を発揮したため、両親のことも含めて音楽業界の期待はとても大きいものとなったのです。
そのため、彼はこの時期からすでにマスコミに引っ張りだことなり、芸能雑誌や音楽雑誌にもその姿が写し出されることも少なくありませんでした。
このように、世間の期待を一身に背負った彼は、ジャニーズ事務所に入ってからわずか2年後の2003年に本格的な芸能活動にデビューすることになりました。
アイドルグループNEWSのメンバー時代

隣に手越
本格的な芸能界デビューを果たした時に彼が加入したのが、ジャニーズが同時に売り出し始めたアイドルグループであるNEWSでした。
このNEWSへの加入が決まったころ、タカのことを「親の七光りによるコネデビューではないか」と疑う人も少なくありませんでした。
というのも、いくら日本中のメディアに顔の利くジャニーズ事務所の下積み段階であるジャニーズJr.であっても、本格的な芸能活動ができるアイドルとして採用されるには、売れているアイドルグループのバックダンサーなどを地道にこなさないといけません。
そして、タカのように本格的に芸能界デビューを果たせるのはその中でもごく一握りなのです。
そういう苦労しているジャニーズJr.の面々の中でタカがとんとん拍子に出てきたようなものですから、当時のタカを嫌う人も多かったのです。
さて、タカが本格的な芸能活動をやるようになったころ、親である森進一や森昌子も遠ざかっていた芸能活動を再開するようになっていました。
そうなると、親が不在の時も多くなります。
窮屈な教育方針に嫌気を指していたタカは、それまでの反動で自由を味わいたかったためか、金髪にピアスという装いに、ついには学校をさぼりだして悪友と遊び歩く、というように次第に素行が悪くなっていきました。

http://www.imgrum.org/
そんな頃、タカを巡るあるスキャンダルが持ち上がりました。
当時15歳(もちろん未成年)の彼が女性と夜通し遊び回った挙句、その女性とキスや添い寝をしているうえに、煙草をくわえている姿がゴシップ雑誌に掲載されたのです。
このことを知ったジャニーズ事務所社長のジャニー喜多川は当然のごとく激怒し、
タカはペナルティーとしてNEWSのメンバーからの脱退をよぎなくされました。NEWS加入のわずか3ヶ月ほど後のことでした。
そのうえ、当時の彼には通っていた学校での試験中のカンニングの噂まで飛び交っていました。NEWSを脱退した理由は、表向きは「学業に専念するため」ということだったのですが、このカンニング疑惑によって学校から停学処分まで受けてしまったのです。
そのこともあって、ジャニー喜多川だけでなく、父の森進一をも怒らせたためについにはジャニーズ事務所を退所することになりました。
その後のタカは、アルバイトをしながら音楽学校に通い、まもなくそこで知り合った人たちとの縁でワンオクに加入することになり、そこでボーカルとして活躍することになります。
しかし、このワンオク、今ではすっかり大人気のロックバンドであるにもかかわらず、テレビに出演している姿をほとんど見かけません。その理由として、タカのジャニーズをやめることになった経緯が深くかかわっているようです。
リンク:「ワンオクはなぜテレビにでないのか?」
そのうえ、ジャニーズ事務所では辞めていった人間をタレントとみなさない考え方があるのですが、じつはこれがジャニーズ事務所のみならず大手メディアの中の不文律と化していることもあるのです(ジャニーズ事務所はマスコミ業界に多大な影響力を持っています)。
まとめ
ワンオクのボーカルのタカがかつてジャニーズにいたのかどうかについて見てきました。
ジャニーズ時代のタカは早くも大物歌手の息子として期待されていたのと同時に、それに対する妬みにも耐えていた時期でした。
そして、厳しい家庭環境で育った経緯もあって、条件付きで芸能活動を始めたものの、まもなく両親の活動再開やそれによる環境の変化、さらに世間からのさまざまな妬みなどから素行が悪くなり、ついにジャニーズを去るに至ったのです。
そのため、タカにとってはジャニーズにいたころのことは嫌なことだらけですが、
今では大人気バンドのボーカルとして活躍するくらいにまでなったもので、その前に向かうエネルギーはとても大きいものとも思えます。