今やその歌唱力と演奏力とで日本にとどまらず、世界的な大人気ロックバンドとなったワンオクことONE OK ROCK(ワンオクロック)。
2005年に活動を開始し、2007年にメジャーデビューして以来、瞬く間に大ブレイクしてきました。
活動を開始して10年余りになりますが、その間に数多くの曲を世の中に送り出してきました。
今回は、それらの曲の中から名曲といえる10曲をベスト10としてまとめてみました。
第10位~第7位をまとめて紹介!
第10位
第10位は、「C.h.a.o.s.m.y.t.h」です。ワンオクのボーカル、タカの友人の頭文字をとって組み合わせたタイトルで「カオスミス」と読みます。
2011年10月5日に発売された5枚目のアルバム『残響リファレンス』に収録されている1曲です。友人の頭文字をタイトルに使っただけあって、その内容も友情、それも友との別れや希望を歌ったものです。
第9位
第9位は、「努努 ―ゆめゆめ―」です。2007年7月25日に発売された2ndシングルの曲です。ワンオクの曲には元気の出る曲ややる気の出る曲が多いのですが、この曲はそういう曲のうちの1曲です。メンバーの1人で今ではリードギターを担当するトオルのラップがカッコいいことでも定評があります。
第8位
第8位は、「Re:make」です。
こちらも、「C.h.a.o.s.m.y.t.h」と同じく5枚目のアルバムである『残響リファレンス』に収録されている1曲です。ワンオクの曲の中でもテンポそのものは早いわけではありませんが、どことなく不思議な疾走感を与えてくれる、という意味で名曲の1つに数えられています。
ボーカルのタカは歌唱力が高く日本語で歌っても、また英語で歌ってもすばらしいものですが、この曲では歌いだしが英語で始まって、途中から日本語の歌詞に変わります。が、それでも違和感が全くないところもこの曲のポイントの1つです。
第7位
第7位は、「アンサイズニア」です。こちらも、5枚目のアルバム『残響リファレンス』に収録されているうちの1曲です。
歌いだしの「おーおーおー おーおおー」は有名で、ライブではファンも加わってみんな一体に熱唱します。さらに、それに続く「You hear me? Everybody!」というサビも気持ち良く韻を踏んだものです。この曲でも疾走感とゆったりと感じられる部分とが交互に続くため、聞いていて非常に気持ち良いものです。
第6位~第4位を紹介!
第6位
第6位は、「Nobody’s Home」です。2010年6月9日発売の4枚目のアルバム『Nicheシンドローム』に収録されている1曲です。
この曲の歌詞には、タカの自分の両親に対する深い思いが込められています。途中には、両親に対するこれまでの自分の気持ちの葛藤や感謝の思い、そして「自分も愛しているよ」という思いなど、様々な交錯した思いが歌詞のあちこちに散りばめられています。
タカの歌い方を意識しながら聞くとより聞きやすい曲です。
第5位
第5位は、「キミシダイ列車」です。タイトルについている「キミシダイ」=「君しだい」からして、いかにも背中を強く押してくれそうな曲です。ワンオクのポジティブな曲の中でも指折りの名曲としても評判があります。この曲も『残響リファレンス』に収録されている曲の1つです。
先のことで悩んでいたり落ち込んでいたりしているときに向いているといえるでしょう。まるで悩んでいるときに横から「時間は意外と残されていないぞ!俺たちだって一緒にいる!さっさと前へ行こうぜ!!」と勇気づけられるような曲です。
第4位
第4位は、「The Beginning」です。ワンオクのことをあまり知らない人も、2012年公開の映画「るろうに剣心」(実写版)の主題歌に使われた曲と言われるとピンとくる人も多いはずです。
ボーカルのタカがニュースサイト『音楽ナタリー』のインタビューに、「自分が今まで作った曲の中で一番“ツボ”な曲」と答えているほど、ワンオクにとっては非常に思い入れの強い意欲作です。ワンオクの曲を初めて聞いてみたいという人はこの曲から入ってみてはどうでしょうか。
いよいよトップ3!第3位から第1位は?
第3位
第3位は、未完成交響曲です。この曲も4枚目のアルバム『Nicheシンドローム』に収録されている曲のうちの1つです。曲全体の調子も非常に疾走感あふれていて、かつアップテンポなものです。
この曲も、ワンオクのポジティブな曲のうちでも名曲で、「人は未完成な存在だけど、それでもポジティブにいこう!」というメッセージが込められています。特に終盤あたりに「お前らの人生だろ!!」と叫ぶところは大変力強く背中を押されている気分になって小気味がよいものです。
第2位
第2位は、「Wherever you are」です。この曲も4枚目のアルバム『Nicheシンドローム』に収録されている曲のうちの1つです。アルバムが出されてからかなり後になった2016年にNTTドコモのCMにも起用された曲です。
海外でも非常に人気のある曲で、タカの非常にキーの高い声と歌唱力によって、恋人に甘い言葉をささやく恋愛にまつわる内容になっています。そのため、日本でも海外でも結婚式のテーマにこの曲を使うという人がたくさんいます。
第1位
さて、栄えある第1位に輝いたのは、「完全感覚Dreamer」(2010年2月3日リリース)です。ワンオクのシングルとしては初めてオリコン週間チャートトップ10入りを果たした記念すべき曲でもあります。そのうえ、この曲がリリースされたのは、元メンバーのアレックスが脱退した後の休止期間を経て、活動を再開したときでした。
そのためか、「これからもいろんなことがあるけれど、それでも前へ前へと突き進んでいく!」というワンオクの熱い心意気が全身で伝わってくる曲です。歴代のワンオクの曲の中でも非常に人気のあるものであるため、この曲もぜひおススメです。
まとめ
数々のワンオクの曲の中から、トップ10をまとめてみましたが、いかがでしたか。強く背中を押されるポジティブなものもあれば、しっとりとした曲まで様々なものがあります。
ワンオクの「ワ」の字も聞いたことのない人は、名曲が詰まっている『Nicheシンドローム』や『残響リファレンス』から入ってみてワンオクの曲に慣れてみることをおススメします。その2枚のアルバムに、「完全感覚Dreamer」を加えて聞いてもらえれば、ワンオクの曲がどのようなものかを理解することができるはずです。