『普通って場所はここから、何光年先の場所なんだい?』
これは、もちろんUVERworldの0choirの一節である。
僕は、大学生のときに、
『普通に生きる』の普通って何なんだろう。と考えたことがあった。
普通ってめちゃくちゃ難しい
僕は、普通から除外された人間である。
僕は、今自分で作ったサイトやブログ、ユーチューブでお金を稼いでいる。
ブログを作ることなんてどこででも出来る。
旅行の旅先でも当然のように出来る。
だから、僕は会社に雇われていない
場所も縛られていない
僕にとって普通は難しすぎた。
平凡に生きることは難しすぎた。
僕は大学3年生まで『普通』を目指してきた。
でも、『普通』、『平凡』を求めることの過酷さと難しさを知り、更にその普通に生きるリターンのなさに絶望した。
というのも、僕の友達のお父さんの話を聞いて愕然とした。
友達は高校で部活が同じで、ポジションが隣(僕がセンターで彼がライト)だったので、自然と一緒にいる時間が長かった。
大学3年生のときに、部活の仲間で母校で集まった。
そのときに彼の父親の話を聞いた。
彼の父親は中学の先生だった。
大学生のときは、公務員として安泰だ!と思っていたに違いない。
公務員としてきっちり定年まで働いて、公務員として人生をまっとうするんだろう。
そう思っていたに違いない。それが一番簡単な生き方だと、、、
しかし、普通に生きることは過酷だった。
友達のお父さんは、いつもの通り中学に勤務しにいった。
その通勤途中に痴漢と間違われた。
職場では痴漢について噂されて
保護者にも広まり、
職場を辞めざるを得ない状況になってしまった。
結局、冤罪だったものの、
教師の職には戻れるような状況ではなかった。
友達のお父さんは49歳だった。
49歳のおじさんがまともに職にありつけるはずもなく、
今もなお就職活動をしつつ深夜の工事現場のバイトをしている。
おそらく彼のお父さんもこう思っていたはずだ。
「公務員だから安泰」
「公務員なら平凡でも安心して暮らせる」
でも、違った。
いい大学に行く。安定したいい企業にはいる。そしてそこで定年まで働き続ける。
確かに、普通で誰にでも歩めそう。
でも、ここまでに至るまでって実は
かなり険しい。
今回のように痴漢の冤罪で職を失う人もいれば、
車にひかれて、事故にあえば、
次の日から働けなくなる。
多少は、保証も降りるかもしれないが
雀の涙である。
自分が働けなくなったら、
それで収入は途絶える。
僕の父親は大企業に勤めていますが、
どんなに熱が出ても、
「休めない、お前たちのためだから、」
と言っていた。
これが普通なのか、と疑問に思ってしまった。。
一度事故にあって復帰に時間がかかれば終わり。
一度痴漢に間違われたら終わり。
普通に生きることってどうしてこんなに難しいんだ。
日本に生まれたら誰もが信じる『常識』
いい企業に入りなさい。
定年まで働きなさい。
これはいわゆる”正しいこと”なのかもしれない。
でも、UVERworldが言うように、
正しいことが幸せとかぎらないでしょ
出典:MONDO PIECE
先生や親の言うとおりに生きることは世間的に正しいことかもしれない。
でも、僕は
たくさんの間違いをしておろかでも、純粋に生きていきたいと思った。
楽して生きようとかそういうことではない。
でも、心がおもむくままには行きたいと思った。自分がやりたいと思ったこと、自分が行きたいと思った場所、
そういうところに制限がかかるような生き方はしたくないと思った。
遠いからと言って本当に行きたいUVERのライブに行けないような人生は嫌だった。
会いたい人が居るのに、仕事があるから今日は辞めておこう、みたいな人生は嫌だった。
なぜなら、
俺達はたった一度だけ生まれてたった一度だけ死んでいく
から。
それならば、心の赴くままの生き方をしたい。
一切後悔したくないから。
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