UVERworldの東京ドーム男祭りが終わって、同時にいろんなものが終わった感覚がありました。
東京ドーム1日目のセトリにworld LOST worldが入っていたことの意味がなんとなく感じられました。
[box class=”blue_box” title=””]これが最後の言葉になるだろう。そう思うともっと言葉を大切にできた。何をどうしたって、こんな日がいつか訪れたのに。[/box]
これが最後っていうものを深く考えさせられました。
東京ドーム男祭りFinalのセトリは普段と同じ。でも圧倒的だった。
東京ドームの2日間は何かこれまでにない何かを感じた人は多かったのではないでしょうか?
別にセトリも普段と全く違う珍しいものではありませんでしたよね。
まあCORE PRIDEやKINJITOは久しぶりでした。ですが、毎回男祭りでは頻出です。珍しかったのは激動くらい。
新曲はありましたが、本当にいつも通りのセトリ。
- IMPACT
- PRAYING RUN
- ナノセカンド
IMPACTももう聴きすぎて何回聴いたか。
行ったライブのほぼ全てで聴いていて今年のロッキンやイナズマでは
「またか・・・」
という感覚でした。
でも、今回の東京ドーム男祭りFinalはどれも異次元でした。
ライブがよかったな〜って感じるのってセトリの新鮮さだったりします。よくライブに行けば行くほど新鮮さは失われていくものです。
実際これまではそうでした。
しかし、今回は違いました。
どれも聴いたことがある、なんども聴いたことある曲でしたが、初めて聴いた時以上の衝撃がありました。
東京ドーム男祭りはいろんな終わりを感じた
銀テープ「LAST OF ALL」
東京ドーム1日目と2日目で銀テープが違うデザインでした。
1日目がこれ

東京ドームの緯度経度が書かれているもの。
2日目

書かれている言葉が「LAST OF ALL」でした。なぜ「ALL」なのでしょうか?
この銀テープが流れてきたのは、6曲目の在るべき形でした。LASTって何がLASTなんだろう。
そこから今回のライブで色んなものの終わりを予感しました。
ライブの締めくくりが「新しい時代に足跡つけた」だった
「新たなる時代に足跡つける 俺たちがUVERworldですよろしくどうぞ!」
このMCってずっとライブの締めくくりに使われていました。NO.1の歌詞から来ていますよね。
NO.1って9年前の東京ドームのために作られた曲で、その時は98%は女子crewだったそうです。
そこから生まれた男祭り。
「新たなる時代に足跡つけ『た』」と表現してました。これはある種男祭り以上のものの終焉を感じました。
MONDO PIECEはもうないかもしれない
いつしかライブにも慣れてしまった。
セットリストも「またか」と思うことが増えていました。でも、いつの間にか聴けなくなっていった曲が何曲もある。
「UVERは魑魅魍魎マーチ大好きよね! 6つの風毎回演奏してるやん!」
そう言っていた日々が懐かしいです。最近どちらもあんまり聴いた覚えがない。
そしてもしかしたら一生聞くことはないかもしれない。
MONDO PIECEもそのうちの1曲になるかもしれない。そう思いながら聴いていました。
東京ドーム1日目ライブの最後のMONDO PIECEの前でTAKUYA∞が
「この曲は今日の日のために生まれてきたのかもな」
と言っていました。
9年前の東京ドームのために作られた曲で、その後男祭りの時にしか歌われなくなった曲。
東京ドームで男祭りを終えてしまったら・・・・
そう考えながら終わりに近づくライブ中にすごく物悲しい気持ちになっていきました。
MONDO PIECEの字幕が次から次へと進むのが悲しく、その歌詞の1文字1文字が愛しくて、そのまま留まってほしいと思いました。
前日に突然久しぶりにworld LOST worldが歌われましたね。
[box class=”blue_box” title=””]これが最後の言葉になるだろう。そう思うともっと言葉を大切にできた。何をどうしたって、こんな日がいつか訪れたのに。[/box]
これがいろんな「最後」の暗示だったんじゃないかって思います。
終わりはいつの間にか訪れているもの
これまでの人生の大半を学校生活で過ごしてきました。
学校は「卒業」という形でぶつ切りである種終わりを迎えて来ました。
3月20日の前後で高校生から大学生へ変わったり、大学生から社会人に変わったりします。
だから学生の時は「終わり」を意識して生きることができるんです。
どれだけ一生懸命努力しようが甲子園で優勝しようが、高校野球は3年生の夏で100%終わります。
でも、大学を卒業してあっという間に3年目です。この3年で間違いなくいろんなものが「LAST」を迎えてきました。
このブログから出会った人でもう2度と会わない人もいるでしょう。社会に出たらLASTは突然いつの間にか訪れているもんです。
意識しなければあっという間に終わりに向かっていく。
人生は途切れ途切れに終わりを迎えるのではなく、実は緩やかに意識していないうちにシームレスに終わりを迎えているのではないかと思うんです。
UVERworldは「この曲もう歌わねえ」って言ってくれません。
でも、もう一生やらない曲もたくさん在るでしょう。
[box class=”blue_box” title=””]これが最後の言葉になるだろう。そう思うともっと言葉を大切にできた。何をどうしたって、こんな日がいつか訪れたのに。[/box]
もう、慣れきってしまった曲もありますよね。ライブで当たり前に聴いている曲。
でも、もしかしたらそれ以降2度とやらない曲っていっぱい在るんですよ。そして、後から「終わりだったんだなあ」って気づくんです。
0choir→7日目の決意→MONDO PIECE→LONE WOLF(曲が流れていた)
この曲の流れが全て「別れ」を意識せざるを得ませんでした。UVERworldの中で何かが終わったんでしょう。
ある種「卒業式」に近い感覚を感じさせられたライブでした。
[box class=”blue_box” title=””]そう思えばもっと言葉を大切にできた。何をどうしたってこんな日がいつか訪れたのに[/box]
UVERworldはこれからも活動を続けていきますし、ライブもやっていくはずです。
でも、必ず「LAST OF UVERworld」の日は訪れます。そして、その日は着々と近づいてきています。
そう思うと、もっと言葉を大切にするのは聴き手も同じなんだなあって思いました。
僕が人生初めて参戦したライブが2015年の男祭りでした。圧倒的衝撃でそこから心を奪われてしまいました。
そして、男祭りが今回の東京ドームで終わりました。
[box class=”blue_box” title=””]ねえBaby愛することは怖いことじゃないけど、失ったものも失った人も愛してしまってたから。[/box]
ああ、もう男祭りはないんだ。なんとなく寂しい気持ちが心の中にあります。今後もライブには行くでしょう。でもそれでもどこか足りないような寂しさがあるでしょう。
出会いが素晴らしければ素晴らしいほど、別れは悲しいものです。
WOWOWで東京ドームの男祭りをみることができます。
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UVERworld男祭りを視聴するためにWOWOWを見てみるPS:偉業を成し遂げるUVERの真似をしてみて・・・
東京ドームツアーの次の日。TAKUYA∞の誕生日が僕が10kmランを始めてちょうど300日連続の日でした(というかこれを書いている今日)。
最初は230人の小さな箱から始めて、ZEPPを埋めることができなかった。
そこから東京ドーム45,000人を埋めてしまったわけです。その45,000人の中にはTAKUYA∞のストイックさに惹かれて自分もああいう泥臭くもかっこいい生き方をしたいと思った人も多くいるでしょう。
彼らは間違いなく偉業を成し遂げましたし、その偉業に向かってストイックに駆け抜けていきました。
でも、ストイックって客観的なもんなんだなあって感じました。
2019年2月末に僕もTAKUYA∞と同じように毎日10km走ってみたんです。ついでに炭水化物を抜いて、毎日ベンチプレスやら腹筋やら鍛え始めたんです。
すると、僕も晴れて他の人からストイックだと言ってもらえるようになりました。
「ああ、ストイックってこんな感じなのか」
ってわかったんですよ。
周りからストイックだと言われるけど、本人にはそこまでの自覚がないんじゃないかなって思うんです。
炭水化物を抜いてどんどん痩せる自分が楽しかったし、毎日10km走ると足の裏の皮膚がカチカチになったり、徐々にタイムも早くなり、今ではどれだけ遅くても42分台で走れないことはありません(最初は1時間10分以上かかってました)。
そうやって自分が成長していく過程って楽しいんですよ。
成長! って言われると肩肘張りたくなるし、
努力! って言われるとなんか気負ってしまう。
でも、10km毎日走ってみて、毎日筋トレしてみて、毎日脱炭水化物してみて、感覚としては休み時間にやってたドッジボールの感覚に近いです。
なんとなくTAKUYA∞のストイックさってこんな感覚なのかなって思うようになりました。